【宿泊記】四万温泉「湯元四萬舘」は無料貸切風呂が最高だった|文豪が愛した源泉かけ流しの宿を正直レポ

宿泊レポート

群馬の山あいにひっそりとたたずむ、四万温泉の老舗宿「湯元四萬舘(ゆもとしまかん)」に、夫婦で1泊してきました。

太宰治や井伏鱒二といった文豪が滞在したことで知られる、歴史ある一軒です。

今回のいちばんのお目当ては、無料で使える貸切風呂。四萬舘は自家源泉を持ち、湯はすべて源泉かけ流しという、四万温泉のなかでも湯自慢の宿です。

この記事では、和室のお部屋から温泉、夕食まで、実際に泊まって感じた「よかった点」も「泊まる前に知っておきたい点」も、写真とともに正直にお伝えします。

▲ 緑に包まれた四萬舘の外観。木造の風情がそのまま残っています

この記事でわかること

  • 湯元四萬舘の基本情報とアクセス
  • 無料で入れる貸切風呂・大浴場のようす
  • 渓流を望む和室(521号室)の実際
  • 夕食の内容と料金の目安・コスパ
  • 予約前に知っておきたい注意点(現金のみ・お子様の宿泊など)

こんな人に読んでほしい

  • 四万温泉で貸切風呂を心ゆくまで楽しみたい
  • 大型ホテルより、落ち着いた老舗旅館でのんびりしたい夫婦・カップル
  • 源泉かけ流しの温泉にこだわりたい人
  • 四万温泉の宿選びで、四萬舘が気になっている人

湯元四萬舘の基本情報

項目内容
宿名湯元 四萬舘(ゆもとしまかん)
住所群馬県吾妻郡中之条町四万3838
電話0279-64-2001
泉質・湯づかい自家源泉・源泉かけ流し
お風呂男女別大浴場+無料の貸切風呂(複数)/利用は15:00〜翌朝8:00
チェックイン/アウト15:00〜17:00 / 10:00
支払い現金のみ(クレジットカード不可)
そのほか全館禁煙/お子様(小学生以下)の宿泊不可

※料金・プランは変動します。最新情報は必ず公式・予約サイトでご確認ください。

四万温泉ってどんな温泉地?

四万温泉は、群馬県の北西部・中之条町にある温泉地。「四万(しま)の病を癒す」という言い伝えが名前の由来とされ、古くから湯治場として親しまれてきました。

渓流沿いにレトロな旅館や射的場が並ぶ温泉街は、どこか懐かしい雰囲気。喧騒から離れ、静かに湯と向き合いたい人にぴったりの場所です。

アクセス・駐車場

電車の場合は、JR吾妻線「中之条駅」からバスに乗り換えて四万温泉方面へ(関越交通の路線バス)。車の場合は、関越自動車道「渋川伊香保IC」から国道353号などを経由して向かいます。

四万温泉自体が山あいにあるため、道中は自然豊か。運転が好きな人ならドライブも楽しめます。

具体的な所要時間やバスの時刻は変わるので、出発前に公式サイトや交通機関の最新情報をチェックしておくと安心です。

お部屋レポート(和室521号室)

通されたのは、5階の和室「521号室」。畳の部屋に加えて広縁(ひろえん)があり、籐(とう)の椅子に腰かけて外を眺められるつくりでした。

▲ 到着時にはお布団が敷かれていました

窓の外には、新緑と渓流。夏に訪れたので、窓いっぱいに広がる緑が本当に気持ちよかったです。エアコン、テレビ、金庫、電気ポット、冷蔵庫(持ち込み用)と、必要なものはひと通りそろっています。

▲ 広縁の籐椅子。緑を眺めながらのんびりできます

洗面は四角いボウルのモダンなタイプ、トイレはウォシュレット付きで、建物の古さのわりに水まわりは快適でした。到着後にはお茶菓子も用意されていて、着いてすぐにお茶を一杯、ほっと一息つけます。

▲ 用意されていたお茶菓子。こういうおもてなしがうれしい
▲ 水まわりは新しく清潔でした

気になった点を正直に挙げると、建物自体は歴史があるぶん、廊下や階段など「年季」を感じる部分もあります。

ピカピカの新しさを求める人よりは、老舗の風情を楽しめる人向けかなと思います!

温泉レポート(無料の貸切風呂が主役)

四萬舘の魅力は、なんといっても無料で入れる貸切風呂。館内には複数の貸切風呂があり、しかもすべて源泉かけ流しです。

▲ 窓の外の緑を眺めながら入れる貸切風呂

貸切といっても予約制ではなく、空いているときに鍵をかけて利用するスタイル。扉の札が「空いています」になっていれば入れます。利用時間の目安は30分ほど。夫婦で貸し切りにできる時間は、旅の特別感がありました。

▲ 「空いています」の札。これが貸切風呂利用のサインです

大浴場や露天風呂も、もちろん源泉かけ流し。浴室のひとつは、天井いっぱいに花模様が描かれた華やかな内湯で、レトロで写真映えする空間でした。窓の外に広がる緑を眺めながら浸かると、時間を忘れます。

▲ 天井に花が描かれた華やかな浴室

緑に囲まれた露天風呂は、外の空気を感じながらゆっくり浸かれて格別。お風呂の利用時間は15:00〜翌朝8:00までなので、夜風呂も朝風呂も楽しめます。湯冷めしにくい、じんわり温まるお湯でした。

▲ 木々に囲まれた露天風呂。開放感があります

湯めぐりが宿の中で完結するのは、貸切風呂が多い四萬舘ならでは。

大浴場・露天・複数の貸切と、湯船をはしごしているだけで滞在があっという間でした。

温泉が主役の宿を探しているなら、かなり満足度が高いはずです。

館内の雰囲気・設備

館内は、板張りの落ち着いたつくり。ロビーの近くには本棚のある読書コーナーがあり、湯上がりにコーヒー片手にのんびり過ごすのにぴったりでした。文豪が滞在した宿というだけあって、静かに読書がしたくなる空気が流れています。

▲ 本棚のある読書スペース。湯上がりにゆっくりできます

廊下からは、対岸の温泉街や旅館群を望むことができ、四万温泉らしい景色が楽しめます。

▲ 廊下から望む四万の温泉街

館内には貴重品用のコインロッカーや、ソフトドリンクに加えてビール・酎ハイなどのお酒も買える自動販売機(170〜530円ほど)もありました。Wi-Fi(SHIMAKAN-WiFi)も使えるので、湯治気分でこもるのにも困りません。

▲ ビールや酎ハイも買える自販機。湯上がりの一杯に

夕食レポート

夕食は、季節の会席料理。この日のお品書きは以下のような内容でした。

▲ 彩り豊かな前菜の盛り合わせ
  • 前菜の盛り合わせ:旬の小鉢を彩りよく
  • お造り:鯛・サーモンなどの三種盛り
  • 台の物:上州牛のしゃぶしゃぶ/冬瓜、鰊(にしん)そば
  • 焼物:鮎の塩焼き
  • 蒸し物:あんかけの玉子蒸し
  • ごはん・香の物・赤だし・水菓子
▲ お造りと、上州牛のしゃぶしゃぶ・鰊そば

なかでも印象的だったのは、鮎の塩焼き。川魚らしい上品な味わいで、温泉宿らしい一品でした。品数もほどよく、量・内容ともに満足のいく夕食です。

▲ 香ばしく焼かれた鮎の塩焼き

なお朝食は、館内の案内によると朝8時頃からの提供。前夜の夕食の満足度が高かったので、翌朝も気持ちよく一日を始められました。

料金の目安・コスパ評価

予約サイト(楽天トラベル)の情報では、料金の目安は次のとおりです。

  • 1泊2食付き:約13,200〜33,500円/人
  • 素泊まり:約9,500〜23,500円/人

※プランや時期により変動あり

源泉かけ流しの温泉に、貸切風呂まで無料で入れて、会席の夕食付き。四万温泉の相場のなかでは、「温泉の質」を重視する人にはコスパの良い宿だと感じました。

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総合評価

実際に泊まってみての、私の個人的な評価です。

項目評価
温泉(湯質・貸切風呂)★★★★★
お部屋★★★★☆
食事★★★★☆
接客・雰囲気★★★★☆
コスパ★★★★☆

温泉、とくに無料貸切風呂の満足度が突出しています。
建物の古さはありますが、それを補って余りある湯の良さでした。

こんな人におすすめ/向かない人

おすすめな人

  • 貸切風呂・源泉かけ流しを重視する人
  • 静かな老舗旅館でのんびりしたい夫婦・カップル
  • 温泉そのものを旅の目的にしたい人

向かないかもしれない人

  • 新しくてきれいな設備を最優先する人
  • 小さなお子様連れの家族(小学生以下は宿泊不可)
  • カード払いしか使わない人(現地では現金のみ

周辺の楽しみ方

宿の周りには、四万温泉ならではの見どころが点在しています。

レトロな温泉街の散策はもちろん、赤い橋で知られる積善館あたりまで足をのばすのも定番。

少し車を走らせれば、鮮やかな水の色「四万ブルー」で有名な奥四万湖もあります。

チェックイン前後の時間で、温泉街の雰囲気を味わってみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 貸切風呂は予約が必要ですか?
A. 予約制ではなく、空いているときに鍵をかけて利用するスタイルです(目安30分)。無料で入れます。

Q. 支払いにクレジットカードは使えますか?
A. 館内の案内では現金のみです。事前に現金を用意しておきましょう。

Q. 子ども連れでも泊まれますか?
A. 予約サイトの情報では、小学生以下のお子様の宿泊はできません。落ち着いた大人向けの宿です。

Q. 一人でも泊まれますか?
A. 一人泊できるプランがあります。静かに湯治気分を味わいたいソロ旅にも向いています。

予約方法・お得に泊まる方法

湯元四萬舘は、楽天トラベルなどの予約サイトから予約できます。

ポイントを貯めている人は、普段使っているサイト経由が実質的にお得になりやすいです。人気の週末や連休は早めに埋まりやすいので、日程が決まったら早めの予約がおすすめです。

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まとめ

四万温泉「湯元四萬舘」は、無料の貸切風呂と源泉かけ流しの湯が主役の、温泉好きにはたまらない老舗宿でした。

文豪が愛した歴史ある建物で、渓流の緑を眺めながら湯に浸かる時間は、まさに非日常。設備の新しさより「湯の良さ」と「静けさ」を求める人にこそ、自信を持っておすすめできます。

四万温泉で宿選びに迷っている人は、ぜひ候補に入れてみてください。それでは、よい温泉旅を!

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